オーディオケーブル

以前にも書きましたがウチのオーディオ機器は、安い割にはとても良い音で鳴ります。
しかし、セッティングはそれなりに必要です。適当に繋いで良い音になるわけではありません。
機材は以前のブログ(良い音で音楽を聴きたい)で書きましたので、今回はケーブルの話です。
ご存じの方もいると思いますが、オーディオ業界で売られている高級ケーブル。
とんでもなく高いです。
機材も同様ですが、ケーブルごときに何十万円もかけるのはあほらしい。
どれだけいい音がするんだか。。。(^_^;
そうなるかわからないものに、そんなにお金を散財できませんね。
今使っているケーブルは、全て自作してます。

BELDEN 88760
アンバランスケーブル


これは、AirMac Expressをパワーアンプに直接繋ぐケーブルで、片方ミニステレオプラグ、もう一方はXLRプラグになっています。
プロ用機材は、全てXLRのバランス転送が基本ですから、アンバランスケーブルのBELDEN 88760にXLRプラグで自作しています。
フラット転送が重要ですから、ケーブルはBELDEN 88760、プラグは全てNEUTRIKで統一しています。
つまり、癖のあるケーブルやプラグでは、本来の音楽ソースが歪むからです。
2000円もあれば本当のプロ仕様のケーブルがつくれて、とてもクリアで心地よい音楽が聴けます。



MacPro(2010)SSDのRaid 0化

MacPro(2010)のSanDisk Extreme PROも3年が経過したので、SSDを入れ替えることにしました。Extreme PROは、外付けにして竣工写真データ専用にします。
Extreme PROは一昨年にディスコンになっていて、次世代のシリーズに置き換わっています。
今回は、Appleの純正でも使われているブランドのSamsungにしてみました。読み書き速度はExtreme PROと遜色ありません。

Samsung860EVO 250GB


何故か2台です(^_^;
タイトル通りRaidを組んで、パフォーマンスを向上させようという目論見です。
ハードウェアRaidが理想ですが、高額になるのでmacOSのソフトウェアRaidで十分でしょう。
El CapitanでソフトウェアRaidの機能はなくなったのですが、Sierraで復活しています。
Raidの組み方はとても簡単で、ディスクユーティリティを起動して、ファイル→Raidアシスタントを選択→Raidタイプを選択で可能です。
タイプは、ストライピング(Raid 0)、ミラーリング(Raid 1)、連結(JBOD)の3種類から選択できます。
タイプを選んで対象のディスクを選択すればOKです。
少しでもパフォーマンスを上げたいので、今回はRaid 0です。
まず、860EVO単体でのベンチマーク

860EVO


ほぼスペック通りの値ですね。(PCIeカードに装着)
次に、Raid 0は?

Raid 0のベンチ


微妙ですね(^_^;
思ったより向上していないです。
やはりソフトウェアRaidが原因でしょうか?
そもそもMacProのPCIe2ってのがネックかも知れませんね。
容量も増えたし・・・ま、いいかww


灯りの調和

足元を照らす灯り。
玄関ポーチのスポットライト。
軒裏に反射する灯り。
室内から漏れる灯り。

アプローチの灯り


家に帰るという暮らしの中のシーンを、優しく誘うような照明計画です。



多摩平の家

多摩平の家が竣工しました。
一昨年の秋からスタートし、季節を巡って二度目の春です。

2016年秋
敷地の調査


幾度となく、ヒアリングを重ねて竣工しました。
楽しい家づくりでした。

2018年春
遠景


お月様は部屋の中に2つ。
そして、外にも1つです。見つかりましたか?


灯りの質

ほとんどの建築につかわれる照明器具はLED化しています。
コンパクトで効率が良く、長寿命というのは良いのですが。。。

ニッチのピンスポット


こと住宅の灯りとして考えた時、一言で言って、目に刺さるほど「ジャープ過ぎる」と感じます。私だけでしょうか?
これからさらに開発が進んで、住宅らしい「柔らかな灯り」ができると良いなと思いますね。

ファミリールームのお月様


足元を締めよ

外壁に通気層を取る場合に一番気になるのは、基礎と外壁との段差です。
これが、外観を著しく損なうことになります。
このようなことは、一般の人には気にもならないことだと思いますが、外観の印象が締まらないのです。
既製の通気水切りを使うと、この段差の解消が難しくなります。
だからといって、特注するのも全体コストを考えると厳しい場合もあるわけです。

外壁通気のディテール


工事中の写真ですが、アルミアングルを見切り材として、隙間を通気口にしています。
上が外壁の杉板ですが、コンクリート(基礎)の部分にも杉板を張って、段差を解消します。

「足元を締めよ」

これ、大切です。


細部を消すことを考える

建築を考える時に、結構やっかいなのが建具です。
機能性は勿論ですが、そのプロポーションも空間の雰囲気を左右します。
開き戸の場合は、どうしても金物(レバーハンドル、丁番、錠)などが必要になるため、煩雑になりがちです。
その場合は、隠し丁番を使うようにしています。それだけでも印象はまったく違います。

多摩平の家
引き込み戸


この建具は、引込み戸です。(壁の中に引き込む)
一切の金物は見せない。引き手も金物は使わない。三方にあるはずの枠も見せない。
細部を消すことに徹しています。
そのようにしてできた空間は、とてもシンプルです。
材質は、タモ練り付けです。
柾目か板目か。これも重要な選択肢になります。
柾目はさらにシンプルな雰囲気になりますが、ちょっと堅すぎる印象があるので、今回は板目を選択しました。
自然塗料(白)拭き取り仕上げにして、内壁との調和を図っています。
シンプルで柔らな雰囲気になりました。