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Songwon Art Center

ソウル 北村(Buk-Chon)
韓国の伝統家屋の保存地区がありますが、完全に観光地化していて、ひと通りも多く建築を見るにはあまりむいていません。
現在も居住している人がいますから、本来閑静な住宅地であるはずが、騒々しく問題になっているようです。
その一角に、Songwon Art Centerがあります。

Songwon Art Center


韓国の設計事務所 Mass Studies(Mass Studies was founded in 2003 by Minsuk Cho in Seoul)の作品です。

こういう建築に目を奪われるんです。見てる人は私しかいない。W

Songwon Art Center


Songwon Art Center


外壁は、亜鉛メッキ鋼板です。
幅3cm〜7cmくらいのリブ形状のプレートを(おそらく)はり付けています。ディテールは不明。
このリブの集合体を一見すると、プレキャストされているように思えますが、規則性がありません。

外壁は亜鉛メッキ鋼板

リブと開口部のディテール


外壁と開口部の納まり


光の当たり方で、外壁の表情が変わるし、この風化したような質感が琴線に触れました。
ここ数年、予想できない部分(意図してできない)と質感が気に入っていて、溶融亜鉛メッキ+リン酸処理のスチールを使うことが多いのですが、それとも違う。
斑模様はありません。リン酸処理の方が良いなW

しかし!
閉館しているようです。。。。
内部は見ることができませんでした。
せっかくの良き建築資産と思えるのに、残念。
復活して欲しい。



足元のデザイン

以前「足元を締めよ」という記事を投稿しましたが、これが完成形の写真です。
ここは杉板張りの部分ですが、他にも左官塗りの部分も同様に納めています。
床面と杉板とのクリアランスは30mm。

外壁と基礎の段差をなくすディテール


アルミアングルを2段に通して、スリット部分を通気口にしています。
水切りとしては機能は劣るわけですが、基礎部分の杉板の塗装は2回塗としたり、庇を深くして雨濡れを少なくしています。
既製品の無骨な通気水切りが回ってしまったり、基礎部分が別の仕上げになってしまったり、普通に行われていることなのですが。。。
そういう細かい部分のデザインをどのようにするかで、建築の印象を大きく決めてしまいます。
特に木造の場合は、注意する必要があると考えています。


プロポーション

多摩平の家の竣工写真をHPにアップしたいのだけれど。
4月に入ってからというもの、慌ただしくてなかなかできません。
特徴的なところをちょっとアップします。
アプローチの見下げの写真です。
上から見ると縦格子の陰影がきれいです。

多摩平の家アプローチ
写真©齋藤貞幸


次は2階のカウンターです。
これは、かなりプロポーションの検討をした部分です。
カウンターとそれ以外の背景になる部分を大切に考えました。
高さと長さのバランスや幅。厚さと抜ける部分のプロポーションとか。
日常的には、こんなふうに見ることはないのだけれど、美しいプロポーションは、どこから見ても美しく見えるものだと思っています。

多摩平の家 2階カウンター
写真©齋藤貞幸


空を切り取る

住まいの中に、こんな風に空を切り取るような場所があるって良いと思いませんか?
季節や時間を感じられますね。
特別なことではないけれど、暮らしがほんの少しの楽しくなりませんか?

空を切り取る