「 考え方 」一覧

インタビュー記事

コノイエにインタビュー記事が掲載されました。
考え方や姿勢などをお答えさせていただきました。是非ご覧下さい。

リンク先
コノイエ

秋も深まり、紅葉の季節ですね。
昨年は、見られなかったので、今年こそはとあちこち出かけています。

もみじロード

房総半島屈指のワインディングロード。紅葉も美しいです。


柔らかい光が欲しい

都市に住宅を建てる時に常に意識しているのは、光の入れ方と風の通し方です。
単純に外壁に窓を向けても、隣家が迫っていたり。
この住宅も都心部にあって、敷地の広さには比較的恵まれていましたが、東道路の東西に長い敷地でした。
南北には、隣家が迫っています。
2階にリビングやダイニングを計画した方が良いのですが、オーナーのライフスタイルと合わないことから、1階に計画しています。
どうしても明るさが不足してしまうので、上部から柔らかな光が落ちてくるように考えています。

柿の木坂の家
2階から吹抜けをみる


トップライトは天井面から上に設けることで、直接光を制御し、間接的で柔らかい光を落とすように考えています。
電動開放型として、重力換気を行えるようにすることで、通風も確保しています。
両側壁面の橫スリットの開口は、子供室に通じています。
吹抜けを通して、移ろいゆく光を子供室から感じられるようにしています。

柿の木坂の家
吹抜けとトップライト見上げ


吹抜けを設ける時に常に意識しているのは、過度な熱負荷がかからないように注意しています。
また、床暖房は必ず併用しています。
吹抜けに限ったことではありませんが、空間的連続性が豊かで快適な暮らしに繋がると考えています。

延訪問者数もついに40000を超えました。
不定期更新にもかかわらず、いつも訪問いただきありがとうございます。
細々と続いているBlogですが、今後ともよろしくお願いします。


心地よい空間を求めて

今年は台風や大雨の影響もあって、仕事にもかなり影響がでました。
慌ただしい一年でしたね。
不定期更新にもかかわらず、多くの方々に訪問いただきありがとうございました。

心地よい空間を求めて。

つくし野の家
アプローチ空間


つくし野の家
玄関ポーチ


つくし野の家
玄関ポーチ夜景


つくし野の家
ライトコートに面した居住空間


つくし野の家
リビング

皆様、良い年をお迎えください。


つくし野の家

自然と共にあること。
簡素であること。
豊かであること。
素材を活かすこと。
細部にこだわること。
そして
美しいこと。

私の一貫したコンセプトです。

陽射しをコントロールし、風が抜けるように。
奥深い庇と建物の中央にライトコートを設けています。

つくし野の家
リビング
施工 株式会社ジェイホームズ

近日中にHPにも掲載予定です。

総訪問者数30000
総閲覧数45000を超えました。
不定期更新にもかかわらず、訪問いただきありがとうございます。
今までに投稿した記事は、約200になります。
Blog開始から、かなり少ないですね。(^_^;
数少ない記事の中で、現在までのTOP3をご紹介します。
NO.3
NVMe SSDの増設(MacPro(2010)の起動ディスク)
NO.2
MacPro(Mid2010)の限界
NO.1
macOSとVectorWorks
Macに関する記事がTOP3でした。
VectorWorksは仕事にも直結していますね。特にMacの場合は、バージョン規制が厳しいので。
NO.3の記事は比較的最近の投稿ですが、一気にTOP3です。
同じように銀MacProを使いつづけている方が多いのだと思いました。
まだまだ使いますよ。w

気まぐれ更新のBlogではありますが、今後もよろしくお願い致します。


楽しさと厳しさ

年々月日が過ぎるのは早くなっているように感じます。
年内の更新は今日でおしまいです。
新年は、アジアカップにシフトするので、更新は遅くなるでしょう。(^_^;
不定期ブログにもかかわらず、訪問いただいてありがとうざいます。

多摩平の家 写真©齊藤貞幸

設計するということは、人と人の繋がりを大切にすること。
楽しく、そして厳しく。
皆様、良い年をお迎えください。


Songwon Art Center

ソウル 北村(Buk-Chon)
韓国の伝統家屋の保存地区がありますが、完全に観光地化していて、ひと通りも多く建築を見るにはあまりむいていません。
現在も居住している人がいますから、本来閑静な住宅地であるはずが、騒々しく問題になっているようです。
その一角に、Songwon Art Centerがあります。

Songwon Art Center


韓国の設計事務所 Mass Studies(Mass Studies was founded in 2003 by Minsuk Cho in Seoul)の作品です。

こういう建築に目を奪われるんです。見てる人は私しかいない。W

Songwon Art Center


Songwon Art Center


外壁は、亜鉛メッキ鋼板です。
幅3cm〜7cmくらいのリブ形状のプレートを(おそらく)はり付けています。ディテールは不明。
このリブの集合体を一見すると、プレキャストされているように思えますが、規則性がありません。

外壁は亜鉛メッキ鋼板

リブと開口部のディテール


外壁と開口部の納まり


光の当たり方で、外壁の表情が変わるし、この風化したような質感が琴線に触れました。
ここ数年、予想できない部分(意図してできない)と質感が気に入っていて、溶融亜鉛メッキ+リン酸処理のスチールを使うことが多いのですが、それとも違う。
斑模様はありません。リン酸処理の方が良いなW

しかし!
閉館しているようです。。。。
内部は見ることができませんでした。
せっかくの良き建築資産と思えるのに、残念。
復活して欲しい。



足元のデザイン

以前「足元を締めよ」という記事を投稿しましたが、これが完成形の写真です。
ここは杉板張りの部分ですが、他にも左官塗りの部分も同様に納めています。
床面と杉板とのクリアランスは30mm。

外壁と基礎の段差をなくすディテール


アルミアングルを2段に通して、スリット部分を通気口にしています。
水切りとしては機能は劣るわけですが、基礎部分の杉板の塗装は2回塗としたり、庇を深くして雨濡れを少なくしています。
既製品の無骨な通気水切りが回ってしまったり、基礎部分が別の仕上げになってしまったり、普通に行われていることなのですが。。。
そういう細かい部分のデザインをどのようにするかで、建築の印象を大きく決めてしまいます。
特に木造の場合は、注意する必要があると考えています。


プロポーション

多摩平の家の竣工写真をHPにアップしたいのだけれど。
4月に入ってからというもの、慌ただしくてなかなかできません。
特徴的なところをちょっとアップします。
アプローチの見下げの写真です。
上から見ると縦格子の陰影がきれいです。

多摩平の家アプローチ
写真©齋藤貞幸


次は2階のカウンターです。
これは、かなりプロポーションの検討をした部分です。
カウンターとそれ以外の背景になる部分を大切に考えました。
高さと長さのバランスや幅。厚さと抜ける部分のプロポーションとか。
日常的には、こんなふうに見ることはないのだけれど、美しいプロポーションは、どこから見ても美しく見えるものだと思っています。

多摩平の家 2階カウンター
写真©齋藤貞幸


空を切り取る

住まいの中に、こんな風に空を切り取るような場所があるって良いと思いませんか?
季節や時間を感じられますね。
特別なことではないけれど、暮らしがほんの少しの楽しくなりませんか?

空を切り取る