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足元を締めよ

外壁に通気層を取る場合に一番気になるのは、基礎と外壁との段差です。
これが、外観を著しく損なうことになります。
このようなことは、一般の人には気にもならないことだと思いますが、外観の印象が締まらないのです。
既製の通気水切りを使うと、この段差の解消が難しくなります。
だからといって、特注するのも全体コストを考えると厳しい場合もあるわけです。

外壁通気のディテール


工事中の写真ですが、アルミアングルを見切り材として、隙間を通気口にしています。
上が外壁の杉板ですが、コンクリート(基礎)の部分にも杉板を張って、段差を解消します。

「足元を締めよ」

これ、大切です。


細部を消すことを考える

建築を考える時に、結構やっかいなのが建具です。
機能性は勿論ですが、そのプロポーションも空間の雰囲気を左右します。
開き戸の場合は、どうしても金物(レバーハンドル、丁番、錠)などが必要になるため、煩雑になりがちです。
その場合は、隠し丁番を使うようにしています。それだけでも印象はまったく違います。

多摩平の家
引き込み戸


この建具は、引込み戸です。(壁の中に引き込む)
一切の金物は見せない。引き手も金物は使わない。三方にあるはずの枠も見せない。
細部を消すことに徹しています。
そのようにしてできた空間は、とてもシンプルです。
材質は、タモ練り付けです。
柾目か板目か。これも重要な選択肢になります。
柾目はさらにシンプルな雰囲気になりますが、ちょっと堅すぎる印象があるので、今回は板目を選択しました。
自然塗料(白)拭き取り仕上げにして、内壁との調和を図っています。
シンプルで柔らな雰囲気になりました。


空間をつなげるということ

暮らしをどうしたら豊かにできるか。

ファミリールームと吹抜け

建築に求められるのは、物質的な事ではなくて、どうしたら豊かな空間になるのかということです。

ダイニングと奥は和室

それが、住み手の日々の暮らしを楽しく、豊かにすることに繋がるのではないかと考えています。

ファミリールーム
レベルを変えています


部屋と部屋の繋がりを変化をつけてレベルを変えています。西に開けた景色を眺めたり、2階と距離感を少なくすることで、家族が使う「場」としての繋がりを強くしようと考えました。
家族の繋がりを大切にする建築主の「思い」を空間で表現しました。
作り手の思うままに作れるわけではないのは当然のことで、住み手の家族構成やライフスタイル、将来への想いなど様々な希望を織り込んでいくことが設計なのだと考えています。


シンボルツリー

株立ちのヒメシャラ
樹高4m


多摩平の家も、外構工事に入って3月下旬の完成に向けて進んでいます。
今日は、植栽の選定に行ってきました。畑を2つ回ってきましたが、良いシンボルツリーが見つかりました。
完成が楽しみです。


面一に納めるということ

建築の用語で「散り」(ちり)と言うのがあります。
例えば、仕上げの異なる部分や壁と建具枠、柱などの段差やその寸法差などで使われる用語です。
年末の投稿「建築要素」でも記事にした建具枠の部分が完成しました。

仕上げと建具枠

建具枠は色の違う部分です。
壁の仕上げとほとんど面一に納めています。

建具枠と仕上げの散り

建具枠と仕上げの納まりです。
建具枠の散りは2mm。精度が高くないと破綻する納まりです。
下地はプラスターボードですが、大工さんの技能が高く、丁寧に精度良く施工されています。ここで精度が悪いと、仕上げも上手くいきません。
また、塗装職人の技能もかなり高く、丁寧です。パテ処理3回+ペーパー掛け工程を踏んでいます。
かなり厳しい納まりを要求しましたが、精度高く施工できました。職人さんには感謝です。
職人さんとも話をしたのですが、あと1mm散りを多く取っても良かった。とても繊細な納まりになっています。


macOSのアップデートスケジュール

こちらの記事によると、macOSのアップデートスケジュールが2年になるようです。
毎年アップデートされて、アプリが動かなくなったりしているので、2年と言わずせめて3年くらいでお願いしたいw
とは言っても、macOS10.14からの話なので、現状に変わりはないのが残念です(^_^;
また、注目しておきたいのは、次期OSから32bitアプリは動作しなくなると言う点ですね。
これで、長々使ってきたCS5は完全に引導渡されたようなものです。Parallels Desktopで使うしかないな(^_^;
あ…そもそもVectorWorks2016が動作するのか??
だめなんだろうなぁ………
ところで、先週からトリプルモニターにしました。

トリプルモニター
23inch+27inch+23inch


仕事ではCAD+ブラウザ+メール+フォトショップなど複数のアプリを使うことが多く、特にCADでは複数のファイルを開きっぱなしにすることも多いので、モニタ1台では効率悪いのです。
ここ数年は2台で使ってきましたが、27inchを手に入れたので、中央と23inchを左右に並べて使いはじめました。
マルチモニタにすると、とても使いやすくて合理的なので、もう元には戻れないですね。


建国記念の日

京都の夕陽


今日は、一日ゆっくりと過ごそうと思っていたのですが、急遽仕事になってしまいましたw

日々何げなく過ごしている祝日ですが、その成り立ちを考えてみるのも良いですね。

国民の祝日について


竣工にむけて

多摩平の家

外壁の左官仕上げが完了し、足場がはずれました。
南と西に開けたバルコニーを巡らせています。奥深い庇が陰影をつくりだしていて、とても良い感じになりました。
残った部分の外壁は、杉板の縦羽目張りになります。
内装は仕上げ材のプライマー施工中で、次週には完了しそうです。
外構と植栽のボリュームがあるので、竣工は3月下旬になります。

 


macOS High SierraとVectorWorks2016

最近更新滞ってますね。というより、いつものペースになったと言って良いです(^_^;
書く時間より、読書に時間を取っているからです。まだ読みたい本は10冊以上あるので、当初想定していた2月一杯というのは3月にずれ込みそうです。

High SierraとVectorworks2016
日影チェックしたらアウト。次週にキャリーオーバーの図

さて、タイトルの話題ですが、High Sierraのテスト環境をつくって、いつも使っているソフトを試したりしていたのですが。
仕事に直結しているソフトとしてはVW2016なので、いろいろ使ってみたりしていました。
私の場合、VWで3Dは使っていませんから、2Dのみの検証になります。
私の通常の使い方で、3D以外のすべてのコマンドは問題なく動作していますね。
もっとも、動作保証のOSでもVW2016はバグは多いので、そこはどうしようもないですね。
シートレイヤが便利なので常用していますが、拡大して縮小するときの再描画がもたついてしまったり、たまにオブジェクト(ビューポート)が選択できなくなったりします。
これは、どうしようもなくて、一旦デザインレイヤに戻って改めてシートレイヤを表示するしか対処方法が見つかっていません。
また、ダブルクリックでグループ内に入って加工してもどると、オブジェクトを選んでもデータパレットに表示されなくなる。。とか
ひとそれぞれで、使い方は違うと思うので、使用する方は必ずバックアップを取って下さい。


COTTON CLUB

COTTON CLUB


投稿はリアルタイムではないのだけど。
さすがに、遅すぎw
というのも、この翌日から体調不良(風邪)で、書く気力をなくしたというのが正しいです。

久しぶりにライブに行ってきました。
丸の内のCOTTON CLUBです。
なかなか盛況で、ほとんど満席でした。
ライブもノリノリで、ステージと客席の一体感がありましたね。
楽しかったです。