「 建築 」一覧

柔らかい光が欲しい

都市に住宅を建てる時に常に意識しているのは、光の入れ方と風の通し方です。
単純に外壁に窓を向けても、隣家が迫っていたり。
この住宅も都心部にあって、敷地の広さには比較的恵まれていましたが、東道路の東西に長い敷地でした。
南北には、隣家が迫っています。
2階にリビングやダイニングを計画した方が良いのですが、オーナーのライフスタイルと合わないことから、1階に計画しています。
どうしても明るさが不足してしまうので、上部から柔らかな光が落ちてくるように考えています。

柿の木坂の家
2階から吹抜けをみる


トップライトは天井面から上に設けることで、直接光を制御し、間接的で柔らかい光を落とすように考えています。
電動開放型として、重力換気を行えるようにすることで、通風も確保しています。
両側壁面の橫スリットの開口は、子供室に通じています。
吹抜けを通して、移ろいゆく光を子供室から感じられるようにしています。

柿の木坂の家
吹抜けとトップライト見上げ


吹抜けを設ける時に常に意識しているのは、過度な熱負荷がかからないように注意しています。
また、床暖房は必ず併用しています。
吹抜けに限ったことではありませんが、空間的連続性が豊かで快適な暮らしに繋がると考えています。

延訪問者数もついに40000を超えました。
不定期更新にもかかわらず、いつも訪問いただきありがとうございます。
細々と続いているBlogですが、今後ともよろしくお願いします。


つくし野の家

つくし野の家の写真をHPに掲載しました。

玄関ポーチ夜景


つくし野の閑静な環境にとけ込むように佇む住宅.
建物の中央にライトコートを設け、すべての部屋が外部に面するようにすることで、明るく風通しの良い快適な空間になっています.
深い庇は、夏冬の日射をコントロールするとともに、佇まいに陰影を落とし込むことで、重厚感を演出しています.
外壁は、ガルバリウム鋼板と杉板で構成し、自然で落ち着いた外観としました.



MojaveとVectorWorks2020

VectorWorks2020がリリースされました。

VectorWorks2020

ServiceSelect契約をしているので、インストールすればすぐに使うことができます。
VW2019で起こる遅延は改善されているか。
確認のため、テスト使用しています。
まだ軽い作業しかしていませんが、遅延は発生していません。
リリースされたばかりなので、なんとも言えませんが、いつものように何か不具合は出るでしょうね。
いつになったら、まともになるのか。
私の環境だけなのか?よくわかりません。
とにかく、トラブルなく、ストレスなく、動いてくれれば、それだけで良いと思ってます。

VW2020のmacOSの動作環境を貼っておきます。

A&Aサイトから


令和二年元日

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

謹賀新年 令和二年元日

昨年同様、不定期更新になるとは思いますが
建築のこと、Macの話題やバイクのことなど、書いていきたいと思っています。


心地よい空間を求めて

今年は台風や大雨の影響もあって、仕事にもかなり影響がでました。
慌ただしい一年でしたね。
不定期更新にもかかわらず、多くの方々に訪問いただきありがとうございました。

心地よい空間を求めて。

つくし野の家
アプローチ空間


つくし野の家
玄関ポーチ


つくし野の家
玄関ポーチ夜景


つくし野の家
ライトコートに面した居住空間


つくし野の家
リビング

皆様、良い年をお迎えください。


予科練平和記念館

先週の土曜日、霞ヶ浦湖畔の予科練平和記念館を見学してきました。
シンプルで良い建築でしたね。
展示空間がテーマ別になっていたり、とてもわかりやすく設計されていました。

予科練平和記念館 全景


竣工から10年くらいだと思いますが、外壁の溶融亜鉛メッキ鋼板パネルが、落ち着きのある質感に変化していて建築の外観を引き締めています。
それとも、これはリン酸処理(明色)なのでしょうか?
よくわかりません。(^_^;

外壁
溶融亜鉛メッキ鋼板パネル


人が意図しても、決してできない質感というのに魅力を感じてしまいますね。


つくし野の家

自然と共にあること。
簡素であること。
豊かであること。
素材を活かすこと。
細部にこだわること。
そして
美しいこと。

私の一貫したコンセプトです。

陽射しをコントロールし、風が抜けるように。
奥深い庇と建物の中央にライトコートを設けています。

つくし野の家
リビング
施工 株式会社ジェイホームズ

近日中にHPにも掲載予定です。

総訪問者数30000
総閲覧数45000を超えました。
不定期更新にもかかわらず、訪問いただきありがとうございます。
今までに投稿した記事は、約200になります。
Blog開始から、かなり少ないですね。(^_^;
数少ない記事の中で、現在までのTOP3をご紹介します。
NO.3
NVMe SSDの増設(MacPro(2010)の起動ディスク)
NO.2
MacPro(Mid2010)の限界
NO.1
macOSとVectorWorks
Macに関する記事がTOP3でした。
VectorWorksは仕事にも直結していますね。特にMacの場合は、バージョン規制が厳しいので。
NO.3の記事は比較的最近の投稿ですが、一気にTOP3です。
同じように銀MacProを使いつづけている方が多いのだと思いました。
まだまだ使いますよ。w

気まぐれ更新のBlogではありますが、今後もよろしくお願い致します。


Samsung美術館

5月の訪韓は、シザのMimesis美術館をみるのが目的でしたが、他にもSamsung美術館にも行ってきました。
3棟の美術館で構成された大規模な美術館です。
設計はマリオボッタ、ジャンヌーベル、レムコールハース。

Samsung美術館


手前がジャンヌーベル、左がコールハース、中央奥がマリオボッタ。
Mimesisと違って、写真NGなので、内部写真は撮れませんでしたが、ホールだけはOKでした。
メインアプローチは、コールハース棟脇からスロープでアクセスです。

メインアプローチ


メインホール

ホール


ここは、マリオボッタ棟にあたります。
ホールの見上げ

ホール吹き抜け


それぞれの美術館で展示コンセプトが違っていて、結構楽しめます。
シザのMimesisほどは感動しませんでしたが、ジャンヌーベル棟は好みの建築でした。


Mimesis Art Museum

今回の訪韓の最大の目的はシザのMimesis Art Museumを見ることでした。
思っていた以上に素晴らしい建築でした。
ソウルから北にバスで約1時間。坡州市の出版都市の一角にあります。
美術館では珍しく、写真撮影も可能でした。
いろいろと書くよりも、拙いながら写真を見て雰囲気を感じてもらえたら幸いです。

アプローチ






エントランスロビー
カフェになっていてくつろげます


奥に見えるのが受付です


ロビーの天井



受付でチケットを買って、エレベータで3階へ。
最初に出会ったシーンです。







2階には模型の展示もありました


2階の展示室を結ぶ通路から1階のロビーを見ています



1階展示室



パンフレット




自然光の扱いが素晴らしい。想像を超えてしまうシーンの連続で、久々に感動しましたね。
来年、もう一度行こうと思っています。