「 ソウル 」一覧

白麟済(ペクインジェ)家屋

ワールドカップにシフトしていたので、またまた投稿が空いてしまいました。(^_^;

ソウル(北村ープクチョン)に韓国の近代家屋様式の住宅が保存されています。
元々は、1913年漢城(ハンソン)銀行の専務であった韓相龍(ハンサンリョン)という方の住宅だったようです。
その後所有者が代わって、1944年以降は韓国医術界の第一人者であったペクインジェ先生とそのご家族の住まいとなり、1977年にソウル市の文化財となったと記されています。

ペクインジェ家屋パンフレット


このパンフレットを見ると、配置とプランがわかると思います。
高台に位置していますから、当時はソウルを一望できるロケーションだったと考えられます。
特徴的なのは、サランチェとアンチェ。
男性専用の棟と女性専用の棟が明確に分かれているということです。
完全に分かれていると言うのが伝統的な韓屋の典型ですが、廊下でつながっていて、屋内での移動が可能なプランになっています。
庭もサランチェに面したパブリックな性格のものと、アンチェに面した中庭とが明確に分かれていて、興味深いです。

サランチェ


サランチェ内部


内部にはほとんど上がることができないので、外から写真を撮るしかありません。
基本的には木造平屋、一部2階になっている点は朝鮮時代の伝統家屋では他に類を見ない、この家屋だけの特徴となっているとのことです。
木材は、すべて黒松です。

アンチェに面した中庭


右側がサランチェになります。
厳寒の国でありながら、これだけ外部に開けているのは意外でした。
しかし、やはり工夫がされています。
中庭に面しているのは、廊下(むしろ縁側か?)で、その奥が居室になっています。

廊下と居室


日本家屋にもこのような構成はありますが、廊下と居室に段付きの敷居はありません。
このあたりがちょっと謎です。断面図でもあれば、読み解けるかも知れませんが。

アンチェ居室


基本は板の間ですが、畳もありました。部屋は数多くありますが、一部屋の広さは4.5畳から6畳くらいですね。
当然オンドルになっています。
床板の張り方を見ると特徴的です。
嵌め込んであるだけです。板が取れるようになっていて、床下のメンテができるように工夫されていました。
取ったところも見られたら良いのに。そういうのに興味を持つ人は少ないか(^_^;

オンドルのシステム


蓄熱と輻射熱を利用した優れた床暖房システムですね。厳寒の国の知恵です。


Songwon Art Center

ソウル 北村(Buk-Chon)
韓国の伝統家屋の保存地区がありますが、完全に観光地化していて、ひと通りも多く建築を見るにはあまりむいていません。
現在も居住している人がいますから、本来閑静な住宅地であるはずが、騒々しく問題になっているようです。
その一角に、Songwon Art Centerがあります。

Songwon Art Center


韓国の設計事務所 Mass Studies(Mass Studies was founded in 2003 by Minsuk Cho in Seoul)の作品です。

こういう建築に目を奪われるんです。見てる人は私しかいない。W

Songwon Art Center


Songwon Art Center


外壁は、亜鉛メッキ鋼板です。
幅3cm〜7cmくらいのリブ形状のプレートを(おそらく)はり付けています。ディテールは不明。
このリブの集合体を一見すると、プレキャストされているように思えますが、規則性がありません。

外壁は亜鉛メッキ鋼板

リブと開口部のディテール


外壁と開口部の納まり


光の当たり方で、外壁の表情が変わるし、この風化したような質感が琴線に触れました。
ここ数年、予想できない部分(意図してできない)と質感が気に入っていて、溶融亜鉛メッキ+リン酸処理のスチールを使うことが多いのですが、それとも違う。
斑模様はありません。リン酸処理の方が良いなW

しかし!
閉館しているようです。。。。
内部は見ることができませんでした。
せっかくの良き建築資産と思えるのに、残念。
復活して欲しい。


薄暮の回廊

昌徳宮(ソウル)
月明かりの中、世界文化遺産を歩いてきました。
中でも一番美しいと感じたのは、この仁政殿の回廊でした。
広大な森の中、自然と調和した造形美を楽しめます。

昌徳宮(チャンドックン)
仁政殿の回廊


2017正月

あけましておめでとうございます。
元日からソウルに滞在していました。
観光目的の4日間の滞在でしたので、広範囲の移動ではなく、下町を拠点にしてタクシーで10分程度の行動範囲です。できるだけ日常の生活を感じたかったので、多くは徒歩や地下鉄、バス移動で町歩きをしてきました。

東大門デザインプラザ

東大門デザインプラザ

現代的な街並みがある一方で、夕方になると歩道一杯に屋台が建ち並び、様相が一変します。毎日が縁日のようです。とても興味深い風景が混在していました。

清渓川

夜の清渓川。
スケールは東京スカイツリー際のウォーターフロントと同じくらいでした。昼間に行けなかったので、全体の景観が見られなかったのが残念。
食べ物は安くて美味しいし、公共交通も多く移動も便利です。
次回は、もう少し郊外にも足を伸ばしてみたいと思います。